マーマーな農家サイトボランティアスタッフ、かたおかあいです 農家サイトのスタッフをはじめてから土に興味をもちはじめ、毎日キッチンから出るごみを土に還すとりくみをはじめました。
今年の初夏、ゴミフェス532(ゴミニティ)によるトークイベント「はじめてのコンポスト生活&菌ちゃん実践会」に オンラインで参加しました。 お話くださったのは、長崎県佐世保市の有機農家・吉田俊道さん(菌ちゃん先生)と 生ごみ処理器キエーロを発明した松本信夫さん(神奈川県葉山町) 「ゴミフェス532」とは、SDGs未来都市として選定された鎌倉市で、環境への取り組みに向けたプロジェクト。 鎌倉市は2025年に焼却炉をなくして、その後は逗子市の焼却炉で処理をする予定で、生ごみを削減することが大きな課題となっています。
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トークショーでは、吉田さん(以下、菌ちゃん先生)と松本さんによる生ごみをいかす方法、キエーロの活用法、そしてそれぞれの得意な面と不得意な面を知ることができました。
わたしが衝撃を受けたのは、菌ちゃん先生が「生ごみを『漬けもの』にしてから(!)土に入れる」とおっしゃったこと。 生ごみに塩とボカシを加えて乳酸発酵の漬けものにすることで、土に入れたあとバクテリアの分解が早くなり、いい土になるそう。 農業をされている方だけあって、生ごみを生かし、いい土をつくることが目的なんだと感じました。 そして、漬けものをつくるときは、「ごみ」を漬けものにする気持ちではなく、 それを「食べるつもりでつくって」とおっしゃっていたことも印象に残っています。
後日、わたしも菌ちゃん先生のやり方にならってやってみました。 菌ちゃん先生が教えてくれたのはタッパーを使う方法でしたが、わたしはジップロックを利用。生ごみ(野菜のみ)をジップロックに入れて、塩と米ぬかを加えてよく混ぜ、空気を抜き、発酵しやすいように温度変化の少ない場所へ。
2〜3週間ほどたつと、見た目はさておき、においは美味しそうな漬けものが出来あがります。
これを黒土に3割ほど混ぜ、コンポストの中へ。
その他、庭の土に埋めたり、プランターに入れたりしてもいいそう。
雨水が入らないように管理して、さらにひと月おくと、漬けものにした生ごみはほぼ分解され、土はふわふわに!
ふだん「水分たっぷりの生ごみを処理のために燃やすのってどうなんだろう?」 と感じていたこともあって、土でできたものが土に還っていくという流れが自分の生活でできたことで、自然の循環のなかにいることを実感し、充実感を感じました。
そして、土が生ごみを分解していく様子を観察しているうちに、土とわたしたち人間の内臓のはたらきは同じなのではないか、、と思いはじめました。
食べたものを咀嚼し、ときに発酵の力を借りながら消化し、必要なものはからだに、そうじゃないものは排泄する。 土の中のことは自分のからだの中のことと同じだ!
と気づき、土に親近感がわいてきました
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さらに、こころのことにも考えが広がっていって、、 からだにとっての食べものにあたるもの、 こころにとっては何になるんだろう? 五感? 喜怒哀楽?、、 喜怒哀楽でいうと、喜びや楽しさは、感じたままを受けとり表現をするのに、怒り、哀しみというネガティブな感情は未消化のまま残りやすい。 たとえば、怒りを感じても、怒っちゃいけないと我慢しておさえてしまうと 感情を感じきれないまま=「昇華」されないままで自分の中に残ってしまう。 それはまるでからだの中で「消化」できない食べものが腐っていくように、、 はっ! 土、からだ、こころ、、みんな、つながっている!みんな同じだ!
食べていたら出るごみに取り組んでみたら、いろんな発見がある おもしろい展開になってきました。 そして、この話を農家サイトのスタッフ仲間のひとりに聞いてもらったちょうどその日、わが家にキエーロが到着しました!生ごみ漬けもの方式とキエーロ、どちらも続けていき、どうなっていくのかを、土と自分、どちらも観察して感じていきたいと思います。
(かたおかあい・談 / たけいちのりこ・まとめ)
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