カテゴリー:読み物/fromマーマーマガジン

海・ソーヤーさんおすすめ あたらしい時代を生きるためのブックガイド

マーマーマガジン 15号『マーマーマガジン』15号に登場した、エコ男子 海・ソーヤーさん(共生活動家)。「変化を起こすには、“意識”と“行動”と“想像”が必要」と、アツく語る海さん。あたらしい時代をつくるために、その3つのいずれかを刺激してくれる本たちを、ご紹介します!
セレクトと文=海・ソーヤー
WEB版別冊『マーマーマガジン』(更新:2012/06/01)
より転載

あたらしい時代を生きるためのブックガイド

僕が目指すのは、“半文化創作家/半農家”。だから、よく読む本は、オルタナティブな農業や、あたらしい文化づくりに関するものが多いです。不可能を超えた想像力に惹かれるのかも。一方で、現実をどう捉えるか、現実をどう変えるか、といったことにもとても興味があります。
好きな小説は、自分の生きている社会を批判しつつ、リアリティとファンタジーの境界線があいまいなものが多いかな。自分たちが生きている「現実」が、実は錯覚なんだと気づかせてくれます。

放射能を正しく知る本

◎『世界一わかりやすい放射能の本当の話 子どもを守る編』(伊藤隼也=監修 宝島社=刊)
現代の日本で暮らすために、必要最低限の放射能情報がまとまっている

これからの農業を考える

◎『大人の園芸 庭木 花木 果樹』(濱野周泰=監修 小学館=刊)
パーマカルチャーと出合い、樹木にも関心をもつように。木を育てる基礎がわかりやすく説明されている

◎『パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン』(ビル・モリソン、レニー・ミア・スレイ=著 田口恒夫・小祝慶子=訳 農山漁村文化協会=刊)
パーマカルチャーオタクなので、この本は必需品。共生するための知識が豊富に詰め込まれている

街・社会づくりを学びたい人に

◎『江戸に学ぶエコ生活術』(アズビー・ブラウン=著 幾島幸子=訳 阪急コミュニケーションズ=刊)
江戸時代の日本で実践されていた持続可能な社会を伝えている

◎『フンデルトヴァッサー建築』(タッシェン=刊)
建物の一部に木を住まわせる発想など、自然との共生を実現させた革新的アーティスト、フンデルトヴァッサー。彼の想像力の豊かさと作品の美しさは、やみつきになる。東京の建物をフンデルトヴァッサー化しようと、ひそかに計画中

意識を拡大するために

◎『一九八四年(新訳版)』(ジョージ・オーウェル=著 高橋和久=訳 ハヤカワepi文庫)
現代社会のおそろしい側面を鋭く描いている。現代の西洋文化にも大きな影響をもたらしたのだそう

◎『すばらしい新世界』(オルダス・ハックスリー=著 松村達雄=訳 講談社文庫)
『一九八四年』同様、現代社会の異常な面をおもしろく表現している。皮肉な表現方法も抜群にいい

◎『はだしのゲン』全7巻(中沢啓治=著 中公文庫、コミック版)
おそるべし戦争! 人間のさまざまな面を、体験に基づき描いたこのシリーズは世界の財産だ

◎『仏の教え ビーイング・ピース ほほえみが人を生かす』(ティク・ナット・ハン=著 棚橋一晃=訳 中公文庫)
仏教の魅力に気づかせてくれたのがハンさん。この本は、日常の平和に関するブッダの教えを非常にシンプルにまとめたもの

英語で「今」を考えるあなたに

◎『The LORAX』(Dr.Seuss=著 Random House Books for Young Readers=刊 英語)
Dr.スースのサイケな絵とともに、消費文化社会と、自然破壊の物語が描かれている。大人も子どもも楽しめる傑作

◎『A Different Kind of Luxury  Japanese Lessons in Simple Living and Inner Abundance』(Andy Couturier=著 Stone Bridge Pr=刊 英語)
友だちのアンディが書いた、日本の現代的仙人、十数人のバイオグラフィー。脱原発運動については、環境保護活動家の渡辺厚子さんや本田耕一さんの話が載っている。日本語版も出版予定

◎『Adbusters』(Alphascript Publishing=刊 英語)
カナダの作家・活動家カレ・ラースンさんが立ち上げた、精神環境とメディア・アクティビズム(メディアでメディアを批判すること)がテーマの雑誌。日本にまで飛び火した、反格差を訴える「オキュパイ・ウォール・ストリート運動」の呼びかけも行った

【かい・そーやー】

東京生まれ。米・カリフォルニア大学サンタクルーズ校に通い、パーマカルチャーに出合う。アメリカや中米で自給自足生活を学び、昨年秋に帰国。「共生」に関わる活動をメインにしながら、今春から東京大学大学院新領域創成科学研究科サステイナビリティ学教育プログラムに通学。
http://livingpermaculture.blogspot.jp/

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石田紀佳の魔女入門 番外編 スプラウト栽培はじめましょ!

マーマーマガジン 20号『マーマーマガジン』20号のふろくで、「土とともに生きる生活を今すぐはじめる8つの知恵」をご紹介くださった石田紀佳さん。住まいを選ばず、誰でも簡単にはじめられる、緑豆のスプラウトの育てかたをご紹介します。自分の手でいのちを育てる喜びを感じてみて!
文、写真=石田紀佳

WEB版別冊『マーマーマガジン』(更新:2014/03/21)
より転載

緑豆(ムング豆)の育てかた

【準備するもの】(つくりやすい分量)

緑豆50g

【育てかた】

  1. 緑豆(ムング豆)の育て方11緑豆を水で軽くすすぎ、水を張った皿やボウルに入れ、一晩ほど浸けておく
  2. 緑豆(ムング豆)の育て方22表面の皮が破れてきたら、緑豆をざるにあけ、よく水を切る
  3. 緑豆(ムング豆)の育て方33ざるにあけた状態で、緑豆の表面が乾かないよう、密閉はせずに蓋をのせるか、濡れぶきんをかけておく
  4. 緑豆(ムング豆)の育て方44朝と晩など、1日2回、3を水ですすぐ。気温が高いときは多めの水で、低いときは少なめの水で行うとよい。3〜5mmくらい根が伸びたら調理OK。まずは2回に分けて収穫して、味の違いをたのしんで!

のりまメモ

◎日をあててもう少し長い期間育てると、緑の芽が伸びてきます。ただし、水びたしにしたり、密封してしまうと、腐敗して臭くなってきます。特に気温が高くなると腐敗しやすいので、あたたかくなってきたら朝晩必ず水ですすいでくださいね。

◎表面が乾くのが早すぎたり、芽を出すために長く時間がかかって根の先が茶色になるのは、温度が低すぎるというサイン。早めにいただくか、鉢をあたたかいところに移動させましょう。

◎豆の種類によっては生でも食べられますが、緑の芽が出ないうちにたくさん食べると、人によっては消化がしづらいことも。酢につけたり、さっとゆでていただくのがおすすめ。

【いしだ・のりか】

フリーランスキュレーター。著書に『藍から青へ 自然の産物と手工芸』(建築資料研究社)、『草木と手仕事』(薫風堂)。
http://xusamusi.blog121.fc2.com/

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健一自然農園 健一さんインタビュー

マーマーマガジン 20号『マーマーマガジン』20号の特集「土とともに生きる」特集で、自然農法第四世代として紹介されました、奈良で自然栽培のお茶をつくる「健一自然農園」の伊川健一さんへのインタビューです。
取材と文=服部みれい
WEB版別冊『マーマーマガジン』(更新:2013/12/20)
より転載

僕たちの次の世代は……?

━━本誌20号で、自然農法の「これまで」について、また、伊川健一さんの世代は、「第四世代になる」というところまでお話をうかがったのですが、健一さんから見て、この先の第五世代はどうなっていくと思われますか?

伊川健一さん(以下敬称略、健):まだ未来は確実には決まっていないと思いますが、でも自然界というのは、すべてを見越して、あたらしい時代に合う魂を生まれさせるのだと思います。調和的な感覚をもち、「唯物」ではなく「唯心」というような人たちが生まれてきていると感じます。

━━唯心! わかる気がします。

:以前ある場所に出店したときに、人間観察をしたことがあって。味覚で人格までわかることがあるんですよ。肥料たっぷり系のお茶が好きな人は、我の強い人が多い感じがしました。40歳代から団塊の世代に多いかな……。いや、もちろん、すばらしい感性の方もおられたのですが。

━━好みの味と性格は関係がありそうです。

:日本のお茶って、本来肥料も農薬もいらないほどいい風味のものなのに、いま販売されているお茶の中には「ええお茶やで。この甘み、この香り」って確実にいわせようと、必要以上に強い味にするためにグルタミン酸ナトリウムなどを添加しているものもあります。それを毎日飲み続けると、味覚が洗脳されていってしまったりする。長年、そういうお茶を飲みつけている世代の人たちが僕たちのお茶を飲むと「薄い、味がない」っていいます。

━━あー。

:逆に30代未満の人たちは、健一自然農園の自然栽培のお茶を、ほとんどの人が「おいしい」っていってくれる。これは本当に光だなって思います。僕たちの役割は、彼・彼女たちがそのピュアな感性を発揮できるような道筋をつくること。今の社会をどれだけ切り崩して、ほぐせるかどうかにかかっていると思っています。

━━本当にそうですね。雑誌の役割もそれと似ていると思います。

:先日、高校で環境について学ぶ講座をさせていただいたんですけれど、高校生のみんなには、もう「この人たちは最初からわかってる」という前提で話しました。

━━確かに、若い人ほど、調和的で平和な感覚をもつ人が多いと、わたしも感じています。さて、健一さんの、これからの夢は?

:もう夢は叶っているのですが……。僕は、日本人として日本に暮らしてきたこと自体、南北問題に加担していると思っているんですね。「でもね、僕らは未来の担い手、人の形した光」ってミスチルの曲じゃないですが、この世界が陰陽でできているのなら、3.11が起こった日本において、その対として、(本誌でもお話させていただいた)「大自然の愛が具現化された社会モデルの雛形」が日本で生まれるのではないかと思っているんです。

━━なるほど。大変なことがあれば、その逆も起こるという。

:はい。放射能ではなく、「未来の担い手」のモデルをこしらえる光の要素を僕らは世界に届けられたら、こんなにすばらしいことはないと思います。自然農法の、宗教も哲学も運動も経済もすべてを包含しながら、超えたとき、それは現実化しはじめるんじゃないかって、芸術的に目の前にあらわれるんじゃないかって、実は確信しているんです。

【いかわ・けんいち】

1981年、奈良県生まれ。健一自然農園代表。赤目自然農塾で自然農を学んだのち、奈良県の都祁の里に伝わる茶畑を受け継いで、無農薬・自然栽培の安全な大和茶づくりを行う。
http://www.kencha.jp

伊川健一さん写真

読み物/fromマーマーマガジン
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農にかかわる読み物(from別マー)をご紹介します!

みなさん、こんにちは!

 

 

matsuura

 

ボランティアスタッフの
ライター・松浦綾子です。

 

 

 

すっかり秋ですね~。

スタッフ小林さんと借りているちいさな畑で

そろそろ冬野菜の植え付けをしようかと相談中。

畑をしていると、季節の巡りを実感します。

 

 

 

 

 

 

マーマーマガジン19号・20号の

農特集をきっかけにはじまった

マーマーな農家サイト。

 

 

農家サイトをご覧のみなさまの中にも

19号・20号を読んで

食への意識が変わった方が多いのではないでしょうか?

 

 

もちろん、わたしもそのひとりです!

 

 

 

 

農家サイトのボランティアスタッフになり

 

農家さんから無農薬のお野菜を買い

 

「いじり隊」のみんなと農作業をして

 

ちいさな畑で野菜を育てて……

 

 

 

 

振り返ると

ほんとうに大きな転換期だったと思います。

 

 

 

 

 

 

本誌発売当時、マーマーマガジンの旧サイトには

「別マー」という本誌には載っていない

オリジナルコンテンツがありました。

 

 

 

2012~2014年に掲載されたものなので

あたらしいマーマー読者は

読んだことがないかもしれません。

 

 

なんと、もったいない!!

 

 

 

そこで、

もっとたくさんのかたに読んでもらえるよう、

編集部にお願いして

 

別マー連載アーカイブから厳選した

「農」にかかわる読み物・3本を

マーマーな農家ブログに転載させてもらうことになりました。

 

 

 

 

それぞれをご紹介していきますね~~☆

 

 

 

1本目は

ご存知! 農特集号に登場、

マーマー☆フェスでもトーク、ワークショップをしてくださった

健一自然農園 伊川健一さんのインタビュー

「自然農法のこれから」

 

若手農家として感じていること、

日本の農業の未来を熱く語っています。

聞き手はみれいさんです。

 

 

 

 

 

2本目は

魔女入門講座でおなじみ!

‟のりま”こと石川紀佳さんの連載より

スプラウト栽培の回をチョイスしました。

 

写真入りで緑豆のスプラウト栽培のしかたを紹介しています。

今すぐ植物を育てたい(&食べたい)かたにおすすめ!

 

 

 

 

3本目は

『アーバンパーマカルチャー』著者、

エコ男子 海・ソーヤーさんのブックガイド

 

農を通じて持続可能な農業や

持続可能な社会について考えはじめたときに

手に取りたい書籍を紹介しています。

 

 

 

 

 

 

そして

2014年1月の別マー記事

マーマーな農家サイトができました!」では

農家サイト設立の想いを

みれいさんが書いているのですが……

 

 

 

あらためて読んでびっくり!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「このサイトで、みなさんに地元の農家さん&学ぶ場と
直接つながりができて、
おいしい生産物と出合うきっかけになったら!」とか、

「農の体験を通して、土とともに暮らす生活を
はじめる方が生まれたなら!」とか、

目頭を熱くして(ちょっと気が早いですね/笑)、
夢想する日々です。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

農家さんと直接つながったかた、

 

農園に入られたかた、

 

土とともに暮らす生活をはじめたかた(編集部もですね)、

 

 

 

2年ちょっとですでにたくさんいます!

 

 

 

叶ってる……!!!!

 

 

 

 

すごいぞ農家サイト!

 

 

ブラボー農家サイト!

 

 

 

これからも

循環する社会の一員として

農家サイトにどんどん参加してくださいね。

お待ちしていま~す!

 

 

 

 

 

マーマーな農家ボランティアスタッフ

ライター 松浦綾子でした。

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